新車を購入する際、どのオプションをつけるか迷う方は少なくありません。価格も決して安くないため、必要以上につけるのは避けたいものです。元大手日系ディーラーで営業をしていた筆者が、実際の経験から「絶対におすすめしないオプション」と「本当におすすめしたいオプション」を解説します。
避けたほうが良いオプション
まずはおすすめできないオプションから見ていきましょう。
メーカー公式のオプションカタログに載っているものであれば、保証がつくため選んでも問題ありません。しかし、LED電球などの単純なアイテムは、ネット購入して自分で取り付けたほうが安く済みます。自己責任になりますが、コストパフォーマンスは高いでしょう。
一方、ディーラー独自で用意しているオプションには注意が必要です。例えば「レスキューセット」と呼ばれる非常用グッズ(三角表示板、シートベルトカッターなど)は、ディーラーにとって利益率の高い商品ですが、自分で揃えたほうが経済的です。
また、ディーラー施工のコーティングも注意が必要です。専門知識や技術を持つスタッフが行う場合は効果的ですが、店舗によっては整備士が下地処理をせずに施工することもあります。コーティングに10万円以上支払っても、効果が十分でない場合があるので、施工内容を必ず確認してください。
本当におすすめしたいオプション
元営業マンとして自信を持っておすすめするのは「メーカーオプション」です。メーカーオプションは新車発注時に工場でしか装着できず、後付けが難しいものが多くあります。
例えば、ミニバンの電動スライドドアやSUVのパワーバックドア、寒冷地仕様、オートエアコン、サンルーフなどは後付け不可です。数万円から数十万円の出費になりますが、長期的に見れば「つけておいて良かった」と思える選択肢です。
筆者の経験では、あるお客様がミニバンを購入した際、助手席側の電動スライドドアをつけない選択をしました。当初は「子供は左側から乗り降りするから不要」とのことでしたが、引越しで駐車場の環境が変わり、右側も電動にしておけば便利だったと半年後に後悔されていました。結局、新型車に乗り換えることになり、数百万円の出費を余儀なくされました。もし当初10万円程度のオプションをつけていれば、この無駄は避けられたのです。
まとめ
オプションは「見栄えや一時的な便利さだけで選ぶ」よりも、将来的に役立つものかどうかを基準に選ぶことが大切です。特にメーカーオプションは後付けできないものが多いため、後悔しないためにも最初に検討しておきましょう。一方、ディーラー独自の付属品やコーティングなどは内容を確認し、必要性とコストを見極めて選ぶことをおすすめします。
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